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Looking through the viewfinder

untitled 

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Hasselblad 500C
C Planar 80mm f2.8

何も写っていない写真。
題名のない写真。

そんな写真があることを、僕の敬愛する写真家の一人、渡辺兼人(かねんど)氏の写真から学んだ。
サイン入り写真集は僕の宝物の一つ。銀座のギャラリーで個展を拝見したこともある。
渡辺氏はかつて、二眼レフカメラ(ミノルタオートコードだったと思う)を首からぶら下げ、何キロにも渡って歩くスタイルで、何気ない街の風景、これといった目標物の無い風景、海辺、雑木林、草むらなど撮影されている。
構図はとんでもなく素晴らしい。
あるのは意図の無い、空虚な空間、撮影者とその時の社会との繋がりだけが表現されている。
被写体が風景であっても、物であっても、人であってもそれは同じ。
武田花さんの写真も近しいものを感じて、好きな写真家でもある。

あんな写真が撮れたら、とそんな気持ちで日々精進したいと思っています。
近頃は暑いのでめっきり撮影をサボっていますが笑
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